乳児期(0歳~)
生まれて初めて生える歯に必要なトラブルのケアと注意点
生後半年で最初の乳歯が生えてきます。虫歯予防はここから始まります。
具体的には、卒乳の時期やブラッシングの練習など医院と保護者の方の協力が大切です。
この写真は85歳の方です。虫歯や歯周病に罹っておらず、すべての歯が健康に機能しています。
このような、お口の中を目指して、定期的な管理を歯科医院でスタートさせましょう!
幼児期(〜6歳)
永久歯への生え変わり期に必要なトラブルのケアと注意点
6歳で奥歯に最初の永久歯が生えてきます。
この歯は生涯必要な大切なものですが、生えてからしばらくは未熟な状態で、虫歯リスクが高い状態です。
歯科医院に定期的に通院することで、虫歯を予防する必要があります。
また、フッ素を応用することは虫歯予防に大変効果的です。
虫歯リスクに応じて、様々な形でフッ素を用いることが大切です。
学童期(7〜12歳)
生え揃って間もない永久歯に必要なトラブルのケアと注意点
この時期になると、虫歯リスクを下げるためにシュガーコントロールも重要になってきます。
お菓子やジュースなどを摂った時は、そのあとのブラッシング習慣を徹底しましょう。
- シーラント
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生えたばかりの永久歯は成熟するまでに時間がかかります。
特に奥歯の溝は虫歯になりやすい場所です。
そこで、虫歯になる前にあらかじめ 溝を薬で蓋をして予防することができます。 - 矯正
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噛み合わせや歯並びによっては、早期に対応が必要になってきます。
矯正治療は、歯並びを綺麗にする治療というイメージが強いと思います。
矯正治療の本当の目的は、歯並びを整えることで、歯と歯が正しい組み合わせになり、本来の機能を活かすことです。
また、清掃しやすい歯並びになり虫歯、歯周病を予防することができます。
つまり、歯を健康に長く使うことができるのです。
青年期(13〜18歳)
中高生に起こりがちなトラブルのケアと注意点
この時期になると、受験や部活で忙しくなり定期的な来院が途絶えがちになります。
生活習慣を見直し歯科医院への定期検診を徹底させましょう。
虫歯ができてしまった場合は、早期に治療することで最小限の治療に留めることができます。
成人期(18歳〜)
若者に起こりがちなトラブルのケアと注意点
虫歯の進行が早い方だと、神経治療になる歯が出てきます。ここで、どういった治療をするかでその歯を一生持たせられるか、大きく影響します。写真のようなダイレクトボンディングは、初期虫歯の再発防止に大きく貢献します。
また治療後の処置も美しく仕上がります。
治療後の処置
すでに入っている銀歯をダイレクトボンディングで差し替えて見た目にも美しく整えることも可能です。
年齢 | 22歳 |
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性別 | 女性 |
主訴(症状) | 奥歯がしみる(1本) |
治療内容 | ダイレクトボンディング |
治療期間・回数 | 1回 |
費用 | 50,000円(税別)奥歯1本分 |
備考 | 奥歯の虫歯を治療しました。マイクロスコープで治療することで、虫歯を最小限しか削らずに治療が行えました。 |
注意点 | 咬み合わせや経年劣化により割れる・欠ける可能性があります。 |
- 歯周病予防
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初期の歯周病がみられるのも、この時期からです。
歯周病は、人類が最も罹患している感染症として、ギネスブックに紹介されています。
歯科医院での定期検診と歯石除去はとても大切です。
歯周病菌は歯石として目に見える形になる前に、歯の表面に目に見えない膜を作ります。そのサイクルが3ヶ月程度。
そのため、定期的に歯科医院で歯石除去を行う必要があるのです。
早期治療も大切ですが、病気を未然に防ぎ、生涯にわたって管理することが最も大切です。 - 妊娠中の口腔ケア
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妊娠中は、つわり等でお口の中の手入れが行き届かなくなることがあります。
また、ホルモンの影響でお口の中の細菌も種類が変わります。
妊娠中の歯周病は早産や低体重の原因になります。
出産後も時間を作るのは難しいでしょうが、メインテナンスが途絶えないように注意しましょう。
中・高年期(40歳〜)
中高年に起こりがちなトラブルのケアと注意点
歯を失うのは、この時期に多くなり始めます。一本の歯を失うことから、お口の崩壊は始まっていきます。ドミノ倒しのように進まないようにしっかりとした治療が必要です。
インプラント治療
失った歯を補う治療にインプラント治療があります。他の治療法との最大の違いは、残っている歯を守ることができるという点です。精密な検査と診断を行うと、安全に治療することができます。
年齢 | 39歳 |
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性別 | 女性 |
主訴(症状) | 歯が割れた |
治療内容 | インプラント治療 |
治療期間・回数 | 8回 |
費用 | 450,000円(税別) |
備考 | インプラント1本、ソケットリフト(骨を増やす治療)を施しました。 |
注意点 | メーカーや被せ物の素材により費用等が変動する場合があります。骨が足りない、歯茎が足りないと診断された方は、事前にご相談ください。また機能性維持のために定期的なメインテナンスをおすすめいたします。 |
歯周病治療
40代以降の日本人は90%以上の人が、歯周病に罹患しています。歯周病は歯を失う原因の第一位です。初期にはあまり症状がなく進むため、来院された時には重篤化していることが多いです。できるだけ、20~30代からの定期的なメインテナンスで歯周病菌のコントロールをしましょう。
年齢 | 24歳 |
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性別 | 男性 |
主訴(症状) | 歯茎から血が出る |
治療内容 | スケーリング、SRP |
治療期間・回数 | 10回 |
費用 | 9,000円(健康保険3割の場合) |
備考 | 歯周病の原因を取り除き、正しいブラッシングを習得してもらうことで、歯茎の健康を回復できました。 |
注意点 | 重度まで進行した場合に、場合によって抜歯、また歯を補う治療行います。欠損部の箇所は部位に合わせ治療法(ブリッジやインプラント)を提案していきます。またそれらの補綴物の機能性維持や術後の経過観測のためにも定期的なメインテナンスをおすすめいたします。 |
老年期(60歳〜)
老人に起こりがちなトラブルのケアと注意点
奥歯を数本失い、入れ歯を使用しはじめる人も増えてきます。
ここから、徐々にお口の中全体の問題へと悪化していきます。
奥歯をしっかり支えることで、残っている歯を維持することができます。
全ての歯を失った場合は入れ歯やインプラントで治療する必要があります。
総入れ歯治療も様々な検査を行いながら作製することで、快適な義歯を使用してもらうことができます。
インプラント治療
年齢 | 65歳 |
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性別 | 女性 |
主訴(症状) | ブリッジ治療が折れた |
治療内容 | インプラント治療 |
治療期間・回数 | 10回 |
費用 | 900,000円(税別)(インプラントのみ800,000円) |
備考 | インプラント2本、セラミッククラウン1本を施しました。 |
注意点 | メーカーや被せ物の素材により費用等が変動する場合があります。骨が足りない、歯茎が足りないと診断された方は、事前にご相談ください。また機能性維持のために定期的なメインテナンスをおすすめいたします。 |
インプラント多数歯
年齢 | 65歳 |
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性別 | 男性 |
主訴(症状) | 奥歯を入れたい |
治療内容 | インプラント治療 |
治療期間・回数 | 15回 |
費用 | 2000,000円(税別)(インプラント治療のみ) |
備考 | 奥歯をインプラントで支えることで、お口の健康は長期に維持されています。 |
注意点 | メーカーや被せ物の素材により費用等が変動する場合があります。 骨が足りない、歯茎が足りないと診断された方は、事前にご相談ください。また機能性維持のために定期的なメインテナンスをおすすめいたします。 |
金属床義歯
年齢 | 77歳 |
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性別 | 女性 |
主訴(症状) | 入れ歯が動いて食事しづらい |
治療内容 | 金属床義歯 |
治療期間・回数 | 7回 |
費用 | 700,000円(税別) |
備考 | 様々な検査をして作製することで、義歯の安定を得られます。当院ではより患者様に合った入れ歯の製作のため、精密な型取り、顎の運動検査などを行っています。 |
注意点 | 上記のような精度の高い入れ歯製作のために少しお時間を頂く場合があります。 |
現代の日本は、超高齢社会です。
これからは、長寿ではなく健康長寿を目指しましょう。
いつまでも美味しく食事ができて、楽しくお喋りできるようにお口の健康を維持していくことがとても大切です